ピッツバーグでの墜落旅客機の美談は本当なのでしょうか
2001年10月5日
宇佐美 保
犯人と戦って亡くなった方々に疑いの気持ちを抱いて申し訳ないのですが、今回のアメリカでの同時多発テロ事件におけるピッツバーグでの墜落旅客機の美談は本当なのでしょうか？
テロへのアメリカ全国民の反抗の気持ちを一気に高揚させるための、アメリカ上層部が仕組んだ美談（一種の情報操作）ではないのでしょうか？
こんなことを疑うのは失礼だからとマスコミは疑わなくても良いのでしょうか？
そして、若しかしたら、アメリカ軍が撃ち落したのではないでしょうか？
撃ち落したとなると、乗客の命を意識的に奪ったことになります。
それも、ホワイトハウスへ突っ込んだであろうと言われているハイジャック機ですから、大統領の命を守るために大統領は乗客もろともの撃墜命令を出したと非難されかねません。
なのに、美談にすれば一石二鳥です。
戦った方々には誠に申し訳ない、下種の勘繰りでしょうが、気になるのです。
（追記：1）
2002年2月2日の朝日新聞には、次のような記述があります。
自爆テロの進行中、ホワイトハウスが最も緊迫したのは、未確認の飛行機の接近が判明したときだ。
武官「８０マイル（約１３０キロ）先に飛行機がいます。戦闘機を交戦させますか」
チェイニー副大統領「交戦させろ」
武官「６０マイルです。命令はまだ有効ですか」
副大統領「もちろん」 数分後、飛行機が墜落したと報告があった。居合わせた人は命令が実行されたと思った。大統領は専用機から問い合わせた。「我々が撃墜したのか」。後に乗客がハイジャック犯に抵抗して墜落したと分かったユナイテッド航空９３便だった。
私には、最後の一行に疑いを持つのです。
何故今もって、ボイスレコーダもフライトレコーダーも公開されていないのでしょうか？
（追記：2）
更に、成澤宗男氏による週刊金曜日（2002年12月13日号）の「ユナイテッド機はなぜ墜ちたか」の記事には、アメリカ政府の見解を疑わざるを得ない根拠が上げられています。
1）「乗客が「ハイジャック犯」と格闘し、その結果墜落した」とは思えない下記の如き目撃証言。
「ほんの一瞬でしたが、スローモーションの映画を見ているようでした。振動で機体が揺れたかと思ったら急降下し、機首を裂いて巨大な爆発があり、地面に突っ込んだのです。
即座に、誰も助からないだろうと思いましたね」（英『インデペンデント』紙今年八月一三日付）
2）そして、又、墜落機の近くに軍用機が飛んでいたとの次の証言。
「自動車を運転中に、頭上をまっすぐ通過したのです。白くてマークが何もなく、後ろにエンジンがあって巨大な尾翼と二つのフイン（垂直安定翼）がついてました。間違いなく軍用機です」（英『デイリーミラー』紙今年九月一三日付）
3）軍用機の飛行の証拠
ニューハンプシャー州のある管制官は、報道規制を無視して「一機のF16が93便を追跡し、墜落も見ていたはずだ」と証言。現場から約九六キロ離れた地震観測所の計器も、九時二二分に音速機（ほぼ軍用に限られる）の衝撃波音を記録している。
3）ブラックボックスの謎（少し、途中を編集し抜粋します。）
回収されたという93便のブラックボックスが、これまでの航空機事故の例に反して（FBIは「捜査中」とか「かえって遺族を傷つけることになる」との理由で）公開されてこなかったが、当の遺族の強い要求で今年四月、ニュージャージー州のホテルで、遺族だけを集めてやっとボイス・レコーダーが初めて公開されたものの、かえって事件の闇を深める結果になった。
……しかし、 当日出席したK・ナック氏は、事故で兄を亡くしているが、「衝撃的な録音はなかった。音質がひどかった」と証言し、テープは衝突三分前で音が途切れているという。別の匿名の遺族は、争ったような音が聞こえたというが、やはり最も決定的と思われる最後の三分間が無音だったという（（『フィラデルフィア・デイリー・ニュース』紙今年九月一六日付）。
4）飛行機が爆破されたと思える根拠
「空から飛行機の破片が落ちてきた」との、多くの住民の証言だろう。さらに、93便が積んでいた郵便物やシートの破片などが、現場から一三キロも先で見つかり、一トン以上あるエンジン部分も胴体から離れ、一・八キロ離れた場所に転がっていた。
……
しかも、胴体部分を除き、「残った最も大きな残骸部分が、電話帳よりもやや大きいぐらい」というほど機体が細分化していたという。
5）ミサイル攻撃の根拠
興味深い証言がある。地元シャンクスビルの村長が、「ミサイルの発射音を聞いた人間を二人知っている。F16も近くにいた」と事件後に発言しているのだ（『フィラデルフィア・デイリーニュース』昨年一一月一五日付）。
そして、成澤氏は次のように結んでいます。
ブッシュは 『9・11』を口実にイラクヘの攻撃などを行なおうとしています。である以上、少なくとも政府の事件についての説明が疑わしいという事実を当面訴えていきたい。この怪しげで疑惑だらけの事件が、大量の血が流される戦争の名目にされてはならないのですから」
私の記憶では、事件後、美談の主との電話内容を奥さんは“「立っていると目立って危ないから座っていて」と頼みました”と語られていたと思います。
しかし、この奥さんの談話はその後放送されることはなく、奥さんの親族の方が奥さんとご主人の電話会話の内容を“レッツロール”の言葉を織り交ぜながら話していたと私は記憶しているのですが。
ですから、この美談はアメリカ政府の情報操作と私は思うのです。
このような情報操作で、アフガニスタンに攻撃をかけたり。
そして、ウエート大使の娘を十五才のナイラという少女に仕立てての“イラク兵士が嬰児を保育器から取り出して、「冷たい床の上に置き去りにして死なせる」のを目撃した”との虚報による情報操作で、湾岸戦争を引き起こしたりするのが、民主主義国家なのでしょうか？
（2003年4月17日追記）